2014年2月25日 オムコイ トゥンティン小学校 へ
事前での連絡では25日井戸は完成しているハズだった・・
ここがタイ風といえばそれまでだが、3ヶ月間の準備期間と11月に交わした契約書はどうなってしまったのか??そのままではどうにもならないので・・当初の完成式を含めての宿泊でのオムコイ行きを現地視察及び子供達に日本の焼きそばの味を振舞う為に日帰りで現地に向けて出発した。
25日は平日ということでオムコイ行きを希望していた方々は参加出来なくて残念だった次回はなんとか土日を選びたいと思う。
参加者
日本から 三原健三氏(JT/ASH JAPAN)
山口馨右氏 (株式会社フレンド)
望月氏 (株式会社フレンド)
タイ タイ在中 志田ご夫妻
戸井田恵一氏
トゥンカオトーク寺院 プラアドゥン住職
カナコン ジャンディー氏
Green Life Support
アッサゥィン キヨサワット氏
合計9名での参加
2月25日 早朝06時集合にて出発
まだ暗いミニバスの中では皆始めての方々なので挨拶を交わすなどし、オムコイの様子を語りながらホット市まで進む
今日は丁度オムコイにある小学校全ての会議があるため町に下りてきた学校の先生方或いは校長先生がこのオムコイ教育委員会の場所に集まるということで朝07時半 ホット市役所の前にて待機することとなる。
今回志田氏から寄与された32インチのテレビをトゥンティン小学校から更に70km山に入つたさらに貧しい地区にある山岳民族の小学校 クンメートゥンノイ小学校の学長にこのテレビを寄贈する申し入れをトゥンカオトーク寺院のプラアドゥン住職が手配をしてくれていた。
朝08時15分無事参加者全員にて寄贈・・次回は是非その場所に足を運び支援可能かどうかを確認するために会いに行くことを約束する。
この場所へは雨季には行くことが不可能であり、しかもミニバスや乗用車での移動も不可能だるため4輪駆動かトラックをチャーターしていくことになるだろう。
それはかなり大変な移動であるにも関わらず・・当日の参加者の方々は皆さんボランティア精神が大きく・・逆に苦悩は楽しみに変わるということで・・楽しみにしている様子が伺えたそれは素晴らしいボランティア精神だと見ているほうが喜ばしものであった。
08時30分過ぎ オムコイに向けて出発した。
このホット市からオムコイ市までは車で1時間弱・・ここからトゥンティン小学校までは山道を10kmほどであるが・・昨年と異なり道路は道なき道へと化しており、時速10kmから20kmほどで静かに上がらなければ・車が可哀想なほどの場所となっていた。
山道の両サイドはからからに乾ききりなんとも砂煙であたりが砂だらけであり、まさしく乾季であることを理解できる。
1時間ほどで到着出来ると想像していたがこの道の状態で時間がかかり予定時間を2時間オーバーし現地到着は朝11時を回っていた・・なんともチェンマイを出発して5時間の道のりである。
学校ではすでにお昼の時間のため到着してすぐに調理場をかりて全員で野菜切り、そしてなんともまきで火をたいての焼きそばつくりとなる・・さすがに全員が煤で顔が衣類が黒くなるという名誉の勲章を頂いた。
出来栄えは?
まあまあだと思います、もちろん美味しいか?と聞かれたら・・彼らは焼きそばはさすがに初めての味だったことでしょう・・子供達に作ることが目的・のために・・自分たちの分をすっかり忘れてしまった参加者でした。
食事の後は休憩となり、つかの間の休息・・
大役は果たしたという思いがあり・・子供達から元気をもらいました。
休憩後は学校側からオムコイ市での歌のコンテストで入賞した生徒と踊りの披露をうけ・
そして彼らが井戸が出来上がるという喜びを描いた絵を渡され・・その中から5等までを選び
用意したプレゼントを渡すなどの楽しいイベントがありました。
1等賞の絵を描いた子供はさすがにオムコイ市のコンテストでも賞をもらったほどの腕前で
先生の紹介でも彼が賞をもらうのはもう当たり前のように紹介されていましたが、彼は最後の挨拶でも生徒代表としてお礼を言えるほどのなかなかの才能の持ち主に思えます。
この後日本のJT/ASH Japanの理事長でこの命の水プロジェクトの代表でもある三原健三氏からのお菓子などの寄付や学校の先生への差し入れお坊さんたちへのお礼、栃木県のフレンド株式会社からはボールペンのプレゼントなどを参加者全員で子供達へ配り、三原氏からの挨拶があり、今回はピジョン株式会社や内田株式会社からのたくさんの寄付を届けにくることが出来て大変喜ばしくそして皆と元気でまた会えたことを嬉しく思いますという声がかけられた。
井戸が完成したらまた来るのでそれまで親御さんや先生方の言うことを聞いて勉学に励んで欲しいと思いますということで今回のイベントは幕を閉じた。
さて・・これからは本番で・・
学校の会議室なる場所を借りてのプロジェクトの報告と今後の進み方など現在の状況などの報告を受け、さらに栃木県のフレンド株式会社から現在での寄付活動が続けられておりその寄付金が寄贈され、そして三原理事長からも寄付金が寄贈された。
この会議での報告内容は
井戸を掘る車をオムコイに運ぶにあたり2回の故障で1週間も時間をロスしたこと
ボーリングの途中で機械が壊れてほれないからと放棄し工事が遅れている理由として、機械を新しくしなければならないために当初の金額より4万B高くなることへの承諾とそのために新たに契約を交わすことなどが報告される。
プロジェクトチームからの質疑応答を得てこれ以上の遅れがあってはならないということ、ここまできた井戸堀を途中で中止させないようにするためにということが話し合われ・・
プラアドン住職とボーイ氏とアッサウィン氏の意向を確認しその条件を受け入れ工事を続けるということとなる。
現在までのプロジェクト内の経理の報告などを受ける。
最終的に学校の敷地内におかれるフィルターを管理する場所を確認し実際のボーリングしている場所へ出向いて業者と最後の契約を交わすためにトゥンティンの寺院へと移動した。
この時点で30mほど掘り進んでおり業者側としてはこれから10日間以内で1時間に3000リットルの水が出るまでの新しい工事契約と水を保証する契約を交わした。
帰り道にこの場所から丘の上にあるタンクを見学、その場所までをポンプで引き上げタンクにためる際に衣食住生活に使用可能な水にするために浄水される。
ここから水道管を通して学校に自然の力を利用して流れ落ち・学校の式内にあるフィルターの浄水器を通しタンクにためられる、そこに蛇口が付けら生徒達の飲み水が確保されるのである・・
ボーリングしている先から水が出ている・これはもう少しで地下水道路にあたる予感がした。
早く子供達に綺麗な水を飲ましてあげたいと心を弾ませました。
帰り道は疲れてはいるものの不思議な充実感が皆様の心に溢れていた様子です・
それはもうすぐプロジェクトの意味が確立されるという喜びがあったからではないだろうか・
暗くならないうちに下山したほうが安全だということで学校の敷地に戻ると丁度子供達が下校する時間と重なり子供達が皆笑い顔でバイバーィと手を振る姿が、とても印象的で皆に元気をくれたように思えます、午後15時半トゥンティン小学校を後にしチェンマイに向けて出発
帰りも道なき道を進み速度を落としてミニバスが走ります・
オムコイ市を通り過ぎホットの町まで戻ってくるとさすがにホットします、それはおそらく欲しいものが普通に何でも手に入るそういう景色が目の前にあるという現実なんだと実感します。
チェンマイに到着したのは夜20時30分町の近くのレストランにて本日の慰労会・
2014年2月25日井戸堀状況の確認と焼きそばを食べさせる行事を無事終了した。
往復10時間は遠いのだが・皆疲労の顔を見せず・新たなプロジェクトの進め方などを話していた・・
然しトゥンティン小学校への井戸堀プロジェクトはこれが最後で完了する。
次の目的に向け意欲的に話し合う皆様の強さに感激しながら・・
今回の報告とさせて頂きたいと思います。
2014年2月25日 報告書作成者
グリーンライフサポート株式会社
市毛みどり
NPO NTASH 三原健三 確認済
追伸
2014年3月3 日 110m掘り進んだ場所にて1時間3000リットルの水脈にあたったと報告がある。
嬉しい報告だ・・ここから水の検査にチェンマイへ送られる・これには少し時間が掛かるかもしれない。
この時点で契約の約束である料金の半分が支払われ,業者は丘の上のタンクまでの水道管接続に入つたとの報告をうけた。
3月4 日その水道管を通してタンクに水がためられ始めたことの報告を受けた・・
水が確保されたことへの喜びは子供達以上にプロジェクトの参加者そして寄付いただいた皆様への願いと思いが通じたものと・・感謝するものである。残すは水質の問題とフィルターの問題のみ。
3月4日 株式会社フレンドの会長で井戸掘りプロジェクトの支援者でもあり里親をされている山口氏とともにトゥンカオトーク寺院へ子供に会いに行くことがありました。
その際に住職から完成式は何時にするかという質問がありました。
住職としては水質検査に時間が掛かるため学校が終了式を迎えてしまうということで、学校が休みの間にフィルターを取り付けるが、完成式は始業式にあわせた5月26日以降の30日ころではどうかという話がありました。
そしてそのときは1泊のつもりでその先70kmのクンメートゥンノイ小学校を訪ねてみましょうか・と言う提案がありました。
その時期を逃がすと・雨季に入りいけない場所になるだろうことが伺えます。
さて・・皆様どうでしょうか?行きませんか?
記 市毛みどり
cc NPO JTASH 三原健三 承認